女性社員座談会

福岡支店 技術職

大木 和佳奈

PROFILE

現代社会学部卒業 2022年入社

東京支店 技術職

亀田 紫野

PROFILE

経済学部卒業 2019年入社

東京支店 技術職

稲葉 彩希

PROFILE

現代生活学部卒業 2020年入社

岳南女子は、現場で輝く。

—岳南建設に入社した理由を教えてください。

亀田 就職活動を始めた当初は、経理担当などの事務職を中心に探していたのですが、会社紹介の動画を見て、現場の仕事に興味を持ちました。人々の暮らしに灯りをともす。その使命に強く惹かれたんです。そんな私の決断を家族も後押ししてくれました。とくに母は重機が大好きだったらしく、「いいなぁ」と何度も羨ましがられましたよ(笑)。

稲葉 もともと警察官を志望していましたが、建設業も視野に入れていました。室内に閉じこもるような仕事は性に合わないと思っていたんです。岳南建設を選んだ決め手は、すべてが未知の世界だったこと。人々の暮らしを支える鉄塔建設の仕事。普通に暮らしていては立ち入ることも、見ることもできない風景。両親も「あなたがワクワクする道を選びなさい」と応援してくれました。

大木 きっかけは岳南建設のインターンシップに参加したことでした。当時は、何となく参加したというのが正直なところでしたが、社会インフラを支える責任ある仕事と、社員の皆さんの優しさに心惹かれていきました。インターンシップで鉄塔に登る機会はありませんでしたが、私も皆さんと同じ風景を見てみたいと思ったんです。

—皆さんの仕事内容と働く環境について教えてください。

亀田 鉄塔の建替工事の現場で、施工管理を任されています。現場で働く女性は珍しいですが、仕事内容において「男女の差」を意識することはほとんどありません。もちろん男女で筋力の「違い」はありますので、苦労する部分はあります。ですが、周囲の皆さんは誰もが優しく、配慮してくださいますからね。どんな仕事をしていても、苦しいことはつきもの。そうした中でも、岳南建設には一人ひとりを見て、サポートしてくれる風土があると感じます。あたたかい人間関係や、互いを支え合っていくチームワークは、岳南建設の大きな魅力だと思います。

稲葉 同じく、現場の施工管理を担当しています。安全かつ計画通りに工事が進むよう、最善を尽くしているところです。亀田さんと同じように「体力・筋力の違い」はとくに感じる部分。自分のためにも、安全な施工をするためにも、しっかりコミュニケーションを取ることが大事ですね。周囲のメンバーには本当に感謝しかありません。時には女性にしかできないような相談もありますが、そうした場合は事務所の事務担当の方に話を聞いてもらっています。

—安全第一の建設現場だからこそ、支え合う風土ができあがっている。だからこそ、しっかりとコミュニケーションを取ることが大事ということですね。大木さんは新卒入社したばかりで、現在は研修中だそうですね。

大木 はい。施工に必要な知識や、社会人としての基礎を学んでいます。今日は、初めて研修用の鉄塔に登りました。まだ15mくらいの高さで、個人的には物足りなさを感じていますが……(笑)。すべてが発見の連続で、ワクワクする毎日を過ごせています。お二人が話している、しっかりとしたサポートや人の温かみは研修段階から感じています。講師を務める先輩社員や同期入社の仲間たちも、優しい人ばかりですから。

—先輩社員のお二人は、仕事のやりがいを。これから現場に出て行くことになる大木さんは、これから楽しみにしていることを教えてください。

稲葉 他の人にはできないような経験ができることですね。鉄塔建設は、その地形や地盤によって、さまざまな知識や技術が必要になります。その多様さは、ひとつとして同じ工事がないと言われるほど。入社して3年目になりますが、まだまだ学ぶことは尽きません。

亀田 自分たちの仕事が「かたちになる」こと、ですね。今までにどれほどの苦労があったとしても、完成した鉄塔を見た時に、一瞬で吹き飛んでしまう。これほどの達成感を味わえる仕事はなかなかないのではないでしょうか。

大木 まずは学ぶべきことをしっかりと学ぶ。そして、早く現場に出て、仕事を覚える。すべてが楽しみで仕方ないんです。とくに楽しみなのは、もっと高い鉄塔に登って、山々を見渡すことでしょうか。

—先輩のお二人はすでにその風景を目の当たりにしているわけですよね。やはり、特別な感慨があるのでしょうか。

亀田 今まで市街地にある鉄塔を担当することがほとんどでした。初めて登った時は、感動もあったのですが、今では「ここで何かを落としてはいけない」という危機感しかなくなりました(笑)。

稲葉 岳南建設の現場は、囲いのない工事ですから、天候にも左右されるし、周辺の住環境にも配慮しなければならないんです。「今日は風が強いから、気をつけよう」といったように、必然的に安全のことばかり考えてしまいますよね(笑)。ただ、大木さんは、地元である福岡支店に配属予定だそうですから、私たちとは違う風景が見られると思いますよ。

—今後、岳南建設でも、女性社員の活躍の場は広がっていきます。今後の目標とこれから入社してくる皆さんにメッセージをお願いします。

大木 先輩・後輩のどちらからも頼られる存在になりたいと思っています。たまに女性と話したくなることもありますが、まったく気を遣わなくていいのは、この会社のいいところ。一人でも多くの女性に関心を持っていただき、共に働ける日が来ることを願っています。

稲葉 目標は、現場のメンバーから頼られる存在になること。そして、これから入社してくる女性社員にとってロールモデルとなる人材になることです。まだまだ学ぶべきことは多いですから、土木や電気など仕事に必要な資格を取得し、知識を貪欲に吸収していきたいと思っています。少しでも興味や好奇心があるなら、ぜひ私たちの仕事を知っていただきたいですね。

亀田 安全で、余裕のある現場運営ができるようになること。そのためにもしっかりと自分を磨き続けたいと思っています。岳南建設では、男女の違いには配慮しても、不当に差をつけられることはありません。このやりがいのある仕事を一緒にできる日を楽しみにしています。