社員インタビュー

誇れる仲間と共に 未知の世界に、挑み続けたい。

社員インタビュー3

花田 亮二

PROFILE

建築科卒業。2011年入社。建設業界を中心に就職活動を行う。他のみんながやっていないことをしたい。岳南建設を選んだのは、特殊さが決め手。日向幹線新設プロジェクトの最前線で活躍中。

経験を積んだからこそ、わかること。

自らの手で、ものをつくる。その興味から高校は建築科へ。学んだことを活かせる建設業を中心に就職活動をしていました。「どうせつくるなら、他の人がやっていないことに挑戦したい」。そんな漠然とした想いを胸に、住宅メーカーや宮大工など、いろいろな仕事を見て回りましたが、どれもピンと来ない。そこで、学校の先生から紹介されたのが、岳南建設でした。送電線建設と言われても、仕事に関する知識もなければ、求人票だけではどのような会社なのかもわからない。「とりあえず、話を聞いてみよう」と面接に行くと、その〝特殊さ〟に強く惹かれました。そして、何より魅力的だったのは、人々の生活に欠かせない電気を支えるという使命でした。面接していただいた支店長の熱い想い、そして、親しみやすい人柄は今でもはっきりと記憶に残っています。
私は技能職として、鉄塔上での架線作業を中心に、基礎工事、組立工事などさまざまな実務を担当しています。高所での作業はもちろん、目に見えない電気を扱うため、安全には万全の対策をとっていますが危険と隣り合わせの仕事です。入社時は、恐怖心や抵抗はまったくなかったのですが、経験を積んだ今は、あらためてその怖さを認識しています。少しの気の緩みが、大きな事故につながることもある。そのことを強く意識し、同じ技能職の仲間や協力会社の皆さんと心をひとつに、真摯に、日々の仕事に向き合っているところです。

夢の中でも、鉄塔の上にいる。

現在、私が配属されているのは、日向幹線新設工事プロジェクト。九州の電力を支えるための、重要な仕事です。主に担当するのは、高所での架線作業。120メートル以上もの新設作業を担当するのは、今回が初めての経験でした。ヘリコプターを飛ばし、細いロープを鉄塔に架け、そこから徐々に太いワイヤーに代え、最終的に電線を通す。かつてない大規模な工事は、新たな発見と学びの機会を与えてくれています。急峻な山中での作業が多いため、架線作業は苦労の連続です。打開策を考えるのに集中しすぎて、夢の中でも仕事をしていたほど。起きたばかりなのに、もう疲れている(笑)。しかも、それが私だけではないのですから。けれど、それは、同じ想いで、真剣に仕事と向き合える仲間がいるということ。この場所で仕事ができることを誇らしく思っています。
年齢も近く、気心の知れた仲間たち。彼らとの「絆」は、仕事をする上でも、プライベートの面でも、大切な財産になっています。私がもっとも喜びを感じるのは、安全かつ円滑にすべての工事が完了した後、仲間と共に、お酒を飲む瞬間です。これまでの苦労を吹き飛ばし、喜びを分かち合う……。そうした経験が、私たちに明日への活力を与えてくれています。この「絆」を強みに、真摯に仕事に向き合うこと。安全を徹底し、仲間を守り続けること。一つひとつの積み重ねを忘れず、新たな工事や技術に挑戦し続けていきたいと思っています。