私たちの仕事
送電工事の流れ
道なき道を行き、自然と共生する送電線建設。綿密な調査に基づくルート選定と、厳しい技術基準に基づく安全設計、熟練された施工技術、品質管理などにより、安全で高品質な送電工事を実現しています。
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送電工事の流れ
送電線の建設は、綿密な調査から始まります。気象や地形、環境への影響、保守のしやすさなどを考慮し、最適なルートを選定。その後、調査結果をもとに鉄塔や電線を安全に設計します。次に、工事用設備の設置や資材の運搬計画を決定し、本格的な工事へと進みます。

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基礎工事
送電線建設は囲いのない工事のため、自然や周辺環境に配慮した基礎工事が必要です。鉄塔があらゆる環境に耐えられるよう、立地に適した技術が開発されています。例えば、山岳地向けの「深礎基礎」や、軟弱地盤向けの「杭基礎」など、状況に応じた工法で施工します。

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鉄塔組立工事
基礎工事完了後は鉄塔の組立工事へ。「タワークレーン工法」は鉄塔中央の柱から部材を吊り上げる方法で、山岳地に適しています。「トラッククレーン工法」はトラック搭載のクレーンを使い、平野部での工事に最適。機動性が高く、工期短縮も可能です。

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架線工事
架線工事は電線を張る作業です。まず、3~5kmの区間ごとにヘリやドローンで軽いロープを渡し、電線に引き替える「延線工事」を行います。続く「緊線工事」では、電線を鉄塔間に適切な張力で固定し、がいし装置に取り付けます。これで送電線工事は完了です。
完成

送電工事の流れ
屋外の工事の作業日や、屋内でも事務作業など、一日の仕事の流れを紹介します。
基礎工事の一日(技術職)
8:00〜
朝礼、移動準備
8:30〜
現場に移動
9:00〜
丁張りの確認のため測量実施
12:00〜
ランチタイム
13:00〜
掘削作業の現場管理
16:30〜
事務所に移動
17:00〜18:00
事務所にて書類作成後、帰宅

事務所内作業の一日(技術職)
8:00〜
朝礼
8:20〜
CADを使用して図面作成
12:00〜
ランチタイム
13:00〜
施工計画書作成
17:00〜
片付け
17:30〜
帰宅

架線工事の一日(技能職)
8:00〜
朝礼、移動準備
8:30〜
現場に移動
9:00〜
電線延線のため塔上監視
12:00〜
ランチタイム
13:00〜
塔上にて緊線作業
16:30〜
事務所に移動
17:00〜17:30
翌日の準備を行い、帰宅
